空(から)売りって?短期投資の値動きの重要な要素、仕掛けるコツなど トレード初心者にわかりやすく解説

投資(慣れてきた人向け トレード・短期投資)

株の信用取引やFXでトレードするときに “空売り” というのがあります。

売りから入って買いで決済することで、トレードは買いでも売りでも入れます。

空=持ってないのに売るってなに?

と思ってる人は読んでください。わかってる人や気にしてない人は

どーでもよくない?てか、そこ大事?

必勝法とか書けよ

てなるかもしれません。

でもトレードするならどーでもよくはない点もあります。

ポイントを押さえられてるか確認しとくためにもぜひ読んでみてください。

ちなみにトレードに必勝法を求めるのはやめときましょう。

投資=楽して稼げる裏技がある 思考の人たちの妄想です。

必勝法をうたうものに手を出すとカモられます。

“お金と時間と精神の3方向からダメージ喰らう” これホントつらいです。

1.空売りの仕組み

空売りの流れ

①お金を担保にして株を一旦借りる(このとき後で買い戻す義務が生じる)

②売り注文を出し、買い手がついて売買の約束が成立する

③買い戻す(決済)

株式の信用取引はこんな感じです。

FXの場合は①がなくて、②の注文が成立したときに、

・注文成立した時点の通貨の価値と、買い戻す時の価値の差額が貰える権利

・後で買い戻す義務

の両方が生じるわけです。

株の信用取引もFXもざっくり

“差額が貰える権利を、お金を担保にして得ている”

と思っておけば大丈夫です。

差額が貰える権利

例)100円でドルを売って

99円で買い戻したとすると100円と99円の差額=1円が貰えて利益になる

101円で買い戻したとするとマイナス1円が貰えて、損失という結果になる

株もFXも担保にするお金は保証金とか証拠金とか言いますが、要は口座に入ってるお金を使います。

これにレバレッジ(てこの原理)がかけられて口座の金額以上の額の取引ができるようになります。

自分のお金で証券(FX)会社からお金を借りているイメージです。

レバレッジは

株の信用取引なら3.3倍まで、

FXなら25倍までかけられるよ

買いは自分の資金で株式や通貨を文字通り買うことと考えがちですが、売りと同じく差額が貰える権利を得ているわけで

・買い=価格上昇で利益、下落で損失

・売り=価格下落で利益、上昇で損失

どちらかの権利をお金と引き換えに持つということです。

担保にしたお金はどうなるの?

決済すると担保にしてたお金は戻ってきます。

差額分の利益か損失がそこに乗せられます。

僕は初心者のころ空売りがよくわかりませんでした。

積立の投資信託しかやってなかったので、毎月買い増していって解約するとき売るという概念しかなかったからです。

これは、長期投資の考えです。

逆に買いも売りも差額を貰う権利であって、どちらからも投資できるというのが信用取引やFXのような短期投資の考えです。

つまり長期と短期は別物といえます。

FXのスイングトレードのように数か月保有するのもありますが、

長期投資の数10年スパンと比べたら短期と言えます!

長期投資

企業や社会が何年もかけて右肩上がりに成長していく前提で、なるべく安く買って高くなったら売り決済するのが基本形。

短期投資

数か月~数分レベルの値動きの上下に対して、

・買い=価格上昇で利益、下落で損失 決済は売り

・売り=価格下落で利益、上昇で損失 決済は買い

のどちらかの権利を持つ。決済すると差額が貰える(マイナスだったとしても)。

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2.買い手と売り手のせめぎ合い

売りのときは買い手がついて、売買の約束を交わして成立するとお伝えしました。

逆に買うときにも売り手がついて初めて成立してます。

市場が開いてる時間の成行注文(今現在の価格で注文すること)ならポチった価格で売買成立できますが、厳密には必ず買い手と売り手がいないと成立しない理屈です。

株式市場オープン前の成行注文にズレが生じやすいのはこのためです。

FXでもマイナー通貨ペアだと注文成立しないことも。。

極端な例ですが、株価が暴落した場合を挙げてみます。

含み益(決済前の利益)が減る前に、含み損(決済前の損失)にならないように、または損が大きくならないように皆売ります。

しかし絶賛暴落中の株を買いたい人は限りなく少ないです(V字回復すると見て買う人や投機筋くらいでしょう)。

この場合は売りが優勢で買い手がほとんどつかない状況です。

売りたくても買い手がいなければ注文成立しないまま価格は下がり続けます。

逆に急騰している場合に売る人はあまりいないので買いたくてもなかなか買えません。

どっちかに大きく動いたらもうどうしようもないってこと?

大きく動いてるとわかった時点ではもう遅くて、動く前に仕込んでおくのが勝つためのコツであり良いトレードです。

「噂で買って事実で売れ」という言葉があります。

大多数がまだ気づかないところで仕掛けて、誰もが気づくようなころには決済している、ということです。

普段から買い方と売り方どちらが優勢になりそうか、相場の状況を心理的側面から考えることを意識しつつニュースや経済指標チェックで情報を集めたりチャート分析をしてポイントを見定めます。

僕は買い手と売り手どちらが優勢かを考えるようになって初めて、それまでに学んだチャートパターンや法則などが心理ありきだと知りました。

相場の大局を見るのにどちらが優勢かを判断できないと、買ったら下がる売ったら上がるという負けパターンにはまる原因になります。

後ろでトレード見られてる?て思うくらい逆行する!

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3.現物で考えてみる

定価3千500円の人気で品薄のヘッドホンがあるとします。

3千円で売ります

と、定価より安くショップサイトに出します。このとき現物は持ってない状態ですが近所のK電機で2千500円で売ってたことを確認して「後で必ず買うんで」とキープしてるとします。

3千円なら買います!

これで売買が成立します。

よし、K電機へ行って買うぞ

買って入金確認→発送で500円の利益になります。いわゆるせどりですね。

どこ行ってもこれ売ってないから少し高くても売れるかも!

4千円で売ってみよー!

どこにも売ってないわー。4千円とかボッタクリだけど買っときゃもっと高値いけんじゃね?

ワンチャン狙って買いまーす!

入金確認して発送すれば千円の利益です。

ところがここでメーカーが製造を急ピッチで進めたため、翌日にはお店に入荷されました。しかも大量入荷したので3千円で販売されてしまいました。

千円損した!これじゃ定価ですら売れねーし3千円以下で

売るしか…

結果は…

空売り→買い決済=+500円

買い→売り決済=+1000円

買いの後に価格が下落→

売り決済で損失確定=-1000円以上

こんな感じで各々の思惑が交錯してヘッドホンの価格は変わりました。これに外的要因なども重なって得する人、損する人が分かれるわけです。

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4.損切り、塩漬け、ロスカット

ヘッドホンなら売らずに使えばいいので高く買っちゃったな、で済みます。

でも信用取引株や為替は現物じゃないので最後のカレの状況だと再度価値が上がらなければ損を覚悟で売るしかないわけです。

これが損切り。。

もし株で買い手がつかないとなると買い手が現れるまで持ち続けなければなりません

これが塩漬け。。。

FXならどこでも損切できます(メジャー通貨なら)。

しかし経済指標発表時などで値動きが激しすぎると注文が通らないこともあり、大幅にズレたりもします。

FXでは特に予期せぬ暴落・急騰は決してありえないことではないです。。

あまりにも損失が大きくなるとFX会社は強制ロスカットという自動決済をします。

株と違ってストップ安やストップ高がない代わりに一定の基準になると強制的に決済されるわけです。

僕は初心者のころにくらったことがありますが茫然自失しました。苦い思い出です。。

ロスカット基準は各社異なるので、自分が使うFX会社を確認しとこう!

ストップ安、ストップ高とは

証券取引所が1日の株価の変動値の上限と下限を定めたもので、

前日の終値を元に制限値幅は決定します。

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5.トレードは心理戦

買い方優勢か、売り方優勢か、が値動きに影響することはよく覚えておいてください。

ヘッドホンの例のように、人それぞれの思惑が交錯して売買が成立します。

要するにトレードは心理戦要素が含まれてるということです。

それが全てではないですが重要なことは確かです。

ひとつの指針にはなる上、これを考慮してない人は多いので優位に立てます。

ざっくりまとめると

・空売りの仕組み、短期投資(トレード)の考え方

・相場には買い手と売り手がいてせめぎ合って値動きに影響している

・だから投資家心理を考慮するべきで、先回りで仕込むのがコツ

ということをお伝えしてきました。

心理に流されないようにしっかり原理を知って、逆に利用しちゃいましょう。

それがトレードでは大事な要素になり、武器にもなります。

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