ローソク足の読み方 チャートの基本がわかるテクニカル入門①

投資(慣れてきた人向け トレード・短期投資)

投資の世界ではあらゆるものが価格変動するのに対して資金を投じますが、その価格変動の表をチャートといいます。

こんなやつです。

株でも為替でも使われてます。

色がついてたり、背景が黒かったり、波線がついてたり、いろんなチャートはありますが値動きを表すのは棒のようなものに細い線がついたローソク足というものです。

これがどんな風に値動きを表すのか、しっかり覚えておきましょう!

1.ローソク足は日本発祥!

ローソク足はなんと江戸時代に日本で発明され、今や世界中で使われています

大阪の堂島米会所どうじまこめかいしょ

帳合米ちょうあいまい取引という米の先物取引が行われてました。

先物取引とは?

お米のような農作物の値段は、天候などによって変わります。

買う人、例えば餅屋なら収穫よりも前に買付け価格を決めてしまえた方が商売がしやすい(前もって材料費が決まるため)。

こうして収穫の前に取引してしまおうというのが先物取引で、現在は株や債券、通貨、金属やエネルギー資源などにも先物取引があります。

ちなみに堂島米会所は世界初の先物取引所と考えられてます。

この米取引で価格の動きを書き表すためにローソク足が作られました。

江戸時代には投資が盛んだったの?

世界に先駆けて先物取引をしたり、その値動きを表すローソク足を発明したりと一見盛んなようですが、あくまでも商人たちの集まりのレベルであって国をあげてというわけではなかったようです。

規模はともかく、いろいろ作り出してるので大好きだったんでしょうね!

日本で本格的な証券市場の歴史は明治維新とともに始まり、1870年明治政府がロンドン市場で起債(債券を発行)した国債が日本初の証券でした。

とはいえ自由市場と呼べるものは戦後になるまでなく、そして間もなく高度成長期となりました。

終身雇用や銀行神話によって投資の必要性が薄れることとなり、バブル崩壊からの経済停滞が続くも日本人は投資と疎遠なままでいます。

僕たち現代人にも江戸時代の投資大好き日本人DNAが受け継がれてるわけです。

それに日本人は数字にも強い民族で規律的にものごとに取り組みます

総合的に考えると日本人は投資に向いていると僕は思ってます。

向いてるのにやらないのはもったいない!

昭和の高度成長期には銀行預金利率が高く、ローリスクでしっかり増やせたから投資をする必要がなかっただけです。

今は多少のリスクを取って投資しないと増えない時代に変わってます。

当時の考え方→今の考え方 にアップデートしましょう!

投資を過剰に危険視するのはメディアの偏向報道に踊らされてるだけで、大きな機会損失です。

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2.基本の読み方

前置きが長くなりましたがローソク足について順に解説していきます。

部位名と種類

棒の部分を実体、細い線をヒゲといいます。

実体が白抜きと黒塗りの2種類ありますが、色付きだったり黒い背景だったりと証券会社やチャートによっていろいろあります。

色付きはイメージが固定してしまうので、ここでは白抜きと黒塗りで説明します。

白抜き=陽線 価格が上昇したことを表す

黒塗り=陰線 価格が下降したことを表す

上図では左の陽線は値が上がった、右の陰線は下がったということ!

時間足

ローソク足一本が示す期間にも種類があります。

期間が長い順に、月足、週足、日足、4時間足、1時間足、15分足、5分足、1分足などがあります。

他にも30分足や数秒の動きを表すTickなどありますが、基本は上記で挙げた時間足だけで充分です!

・日足(ひあし) ローソク足一本で1日の値動きを示す

・1時間足 一本で1時間の値動きを示す

・5分足 一本で5分間の値動きを示す

というようにローソク足一本が示す期間が〇〇足となります。

チャートは時間足の切り替えができ、長い期間から順に見ていくのが基本です。

では、時間足の違いによるチャートの見え方を実際のチャートで見てみましょう。

MetaQuotes MetaTrader4 チャート

上図はFXの米ドルⅹ日本円のチャートです。

左が1時間足で右が15分足、赤丸が同じところを囲んでます。

上がって少し下がった、という大筋はどちらからもわかることですが15分ではさらに細かい動きの跡が読み取れるわけです。

どの組み合わせで見ていけばいいか、ですが、

デイトレードなら

日足→4時間足→1時間足→15分足または5分足

の順に、長期保有なら

月足→週足→日足

の順に、としておくと良いでしょう。

重要!四本値

では、ローソク足のどこが何を示してるかについてです。

四本値とは、ローソク足の4か所がそれぞれ示す値のことです。

  • 始値(はじめね)
    →期間中で最初に取引された値段
  • 終値(おわりね)
    →期間中で最後に取引された値段
  • 高値(たかね)
    →期間中で最も高く取引された値段
  • 安値(やすね)
  • →期間中で最も安く取引された値段

陽線と陰線では値をつける順番が以下のようになります。

陽線を例に動きの詳細を見てみましょう。

このような値動きのポイントの4点を描いたのがローソク足です。

海外生まれのチャート

ローソク足は海外でも普通に使われますが、特に欧米ではバーチャートやラインチャートの方が主流といいます。

バー:ローソク足を線で描いたようなチャート。始値のない三本値もある。

ライン:終値だけを結んだチャート。ダマシなどに惑わされず流れは分かりやすいが詳細がわかりにくい。

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3.形状からわかること

ローソク足の形によって呼び方がありますが覚える必要がないので割愛します。

長い陽線は買いが強いとか、下ヒゲ長い陽線は底堅いとかがたくさん載ってる一覧表みたいなのをよく見かけますが一本だけで判断したところで不確実性だらけです。

ローソク足の値動きを理解してればポイントは見えるはずなんです!

興味があって知りたい人以外はざっと見ておくくらいでいいです。

名前と特徴を暗記することよりも流れを見たり、社会や経済について知っておくことのほうがよっぽど大事です。

では、実際のチャートで見てみましょう。

楽天証券 MarketSpeed2チャート 

上図は米国トップ500社の株価平均で有名なS&P500の日足チャートです。

10月中旬に陽線が続いて上昇してます。

そこに陰線だけど限りなく十字になってるところと、2日後に上ヒゲが長く実態が小さい陰線があります。

赤丸のところです。

十字になったということは、多少上下したが始値と終値がほぼ変わらなかった→停滞

2日後の長い上ヒゲは、再度上昇したが売り戻されて終わった→売りが多くなった

という判断で、

停滞してるなら様子を見る売りが多いなら下げるかも、と考えます。

事実、翌日は売られて下げました。

でもその次の日から上昇してるじゃん!

ここに投資家心理があります。

十人十色というように、投資家はそれぞれに考えが違います

下げれば売って少しでも利益を確定しようと考える人もいれば値が安くなったから買うチャンスと捉える人もいます(押し目買いといいます)。

この投資家のせめぎ合い+社会・経済動向などによって値は動きます。

大きな流れが合致すれば一つの方向に動く力になります。

一方向に動いてるのをトレンドというよ!

このようにチャートは流れと社会・経済動向を加味してみる必要があり、ローソク足一本で全ての判断を下すのは短絡的と言えます。

少なくとも日足で、隣あった2本以上、さらには全体の流れも見て判断すべきです。

複数のローソク足の読み方は次回くわしくお伝えします。

つづく

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