投資はネット証券で!おすすめは?店舗型や銀行の「手数料の罠」、経済圏などネット完結のメリット

投資の基本(初心者向け・長期投資)

「投資、やってみようかな」

と思ったらまずは証券口座を開設します。

調べてみれば分かりますがどこもかしこも

「ネット証券がオススメ!」

と言ってます。僕も完全同意です。

何でネット証券がいいの?

銀行とか店舗なら相談できるじゃん!

と思ってる人向けです。

単にネット証券がいい、というだけに止まらず

・ムダなコストを抑えることの重要さ

・商品を扱う側に相談する、は「搾取してね」と同じ

・ネットでそれぞれを紐づけるとポイントその他メリットがある

ということを投資だけでなく保険や銀行も含め、多面的に見ていきます。

1.店舗型・大手は安心?

主要な駅の近くに大手は店舗をかまえてます。

駅近ほど家賃が高いのは常識ですね。

そして店舗があれば人が必要、つまり雇う必要があります。

店舗の2大コスト

・家賃or地代

・人件費

逆にネットで完結するなら2大コストをカットできます。

コストの差から、ネットが圧倒的に安いということがわかります。

安いのはいいけど信用面は?

ソフトバンクから独立したSBIや、球団も保有する楽天、オリックス証券を吸収合併したマネックス、アダルトから英会話まで事業幅の広いDMMなど充分に大きい会社がネット証券業に軒を連ねてます。

投資初心者ならランキングサイトなど見るまでもなく

SBI証券か、楽天証券どちらか(両方でも可)で口座開設でOKです!

どのランキングでもどちらもトップ3には入ってますし、僕も両方使ってます!

店舗なら相談できるし、安心感なら銀行だからその分のコストだと思えばよくない?

では、店舗型証券会社のデメリット・メリットと、銀行はダメな理由をそれぞれ解説します。

店舗型証券会社のデメリット・メリット

まずデメリットを3つ挙げます。

1.手数料が高い

→取引金額によってはネットの10倍以上ということも!

2.担当は “運用のプロ” ではなく “知識がある販売員”

→プロに相談できると考えがちですが、「株でひと財産築いた」とかの実績がある人がわざわざ証券会社で個人の担当しませんよね?

販売員に相談しても、証券会社に多く手数料が入るものを勧められる流れは容易に想像できると思います。

3.営業電話が面倒

→2の通り、販売員なので営業して売らないと自分の成績にならないので電話営業してきます。押しに弱い人は狙い撃ちされます。

あくまでも手数料で稼ぐ商売なのでいかに手数料が取れる商品を売るかが会社の、そして担当の稼ぎになります。

販売員なので “顧客のために” の前に “自分の成績のために” と考える人が多いだろうな、と何となく感じたでしょうか?

販売員というのは保険や銀行員もで、特に “無料相談” はまさにそうで、「お金を取れる商品を売れ」と上から指示されてます!

では逆に店舗型、特に大手のメリットとしては、

IPO(新規上場株)の裁量配分

新たに上場する企業の株は上場した後に株価が上がりやすいので利益が取りやすいおいしい株で、大人気です。

なので基本的に抽選です。

しかし大手では抽選はとても少なく、担当が自己判断でお得意様に配分するので回ってくる確率が高くなります。

です。

しかしメリットと言っといてなんですが、裁量配分は大手の顧客なら誰でもということはなくお得意様とされるほどの資金と実績があって初めて回ってきます。

資金が少ない人は相手にされない!

大きな資産額などなく、少ない資金から始めようという我々庶民にはメリットはないと言えます。

銀行で投資はダメ!

預金や融資(住宅ローン)、為替(ここでは引き落としや給与振込などのこと)という銀行の基本業務には馴染みがある人が多いと思います。

というか、みんな使ってますね。

銀行が扱ってるんなら投資も安全でしょ?

預金は元本割れしない、ローン利率は他と比べれば低い、生活に根付いてる、といった理由から「銀行が扱うんだから安全で良質」「銀行員なら何でも知ってる」というイメージがついてるかもしれません。

上場株式が買えなかったりするので低リスク商品しかなさそうですが、実際は、けっこうハイリスクなものも普通に扱ってます(ハイイールド社債とか)。

さらに投資知識がない行員も多いので一般的なイメージとは大きく違います

でも投資信託だったら大丈夫じゃないの?

では、預金口座を持ってる銀行で投資信託をすると仮定したときのデメリットを挙げます。

1.手数料がとにかく高い

→同じ商品でもネットでは無料の購入手数料がかかったり(しかも高い!)、信託報酬(運用コスト)も割高な商品が多いです。

2.担当は店舗型証券会社と同じく販売員

→前述の通りほとんど知識がない担当が多く、その上銀行が儲かる商品を勧めてくるのは店舗型証券会社と同じです。

3.圧倒的に取扱い数が少ない

→ネット証券の5~10分の1くらいで、さらにその中から銀行が儲かるものをピックアップして誘導してくるのが窓口の無料相談です。

ちなみにメリットはありません!

預金口座にちょっと多めに入れてると投資商品の営業電話がくる→外貨預金という悪質な手数料サギ商品を推してくる、などはもはや悪質です。

銀行が扱う投資に関しては何も良いところが見当たりません。

預金、住宅ローン、引き落とし、の基本業務以外は利用すべきではないというのが僕の意見です。

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2.手数料を甘く見ない

ここでは手数料がいかに大きな出費かということと、多少手数料を払っても自分で勉強とかする手間省きたいという考えがいかに危険か、ということについて解説します。

手数料を具体的に見る

前項の、銀行のデメリット1で触れたことをくわしく解説します。

あなたが100万円で投資信託を買うと仮定します。

投資信託の手数料は以下の通りです。

買うとき
(販売手数料)
持ってる間
(信託報酬)
売るとき
(信託財産留保額)
3.3%1.87%0.3%
参考:M銀行 グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)(愛称:未来の世界)

投資信託は基本的に買うとき、持ってる間、売るとき(解約)の3つの手数料があります。

まず買うときに3.3%、つまり33000円かかります。

持ってる間は年ごとに信託報酬という手数料があり、

上下なしとしたら18700円ということになります(ちなみに解約するなら3000円です)。

資産額の上下がないとしても初年の手数料は33000+18700=51700となります。

100万円の資金に対して5万円は嫌ですよね?

%だと実感ないですが金額にしたら大きいんです!

上記の手数料は銀行の場合でした。

ちなみにネット証券で全く同じものを見ると、

買うとき
(販売手数料)
持ってる間
(信託報酬)
売るとき
(信託財産留保額)
01.87%0.3%
参考:SBI証券 グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)(愛称:未来の世界)

33000円がゼロ?

ゼロにできるコストはゼロにした方がいい、ということに反論する人はいないですね。

100万円を例にしてましたが、これが1000万円で銀行を使ったなら買っただけで33万円もムダに取られます。

同じものでも買うのが銀行かネット証券か、というだけで大きく違います。

払わなくていいものを払うというのは、こちらが家賃や人件費を払ってあげてるようなものですね。

何も知らない人からしれっと手数料を高く取ってくるのが銀行をはじめとした店舗型の営業です。良心なんてものは微塵もありません。

個人が、ではなく企業として合法的に搾取する仕組みを作ってるわけです。

3つの手数料のポイントをまとめると、

販売手数料

一番削りたいコスト。ゼロにこしたことはないですし、探せばけっこうあります。

信託報酬

運用には必ずかかるのでゼロはありません。なるべく安いものを、初心者向け(インデックス)のファンドなら1%が目安です。

信託財産留保額

ないものもありますが、安定した運用には必要という考えもあるので仕方なしと捉えておきます。

信託報酬も順調に資産が増えていったとしたら年ごとに資産に応じて増えていくわけです。

%でなく、金額に変換するクセをつけましょう!

人の利益から抜いていく手数料と税金にはシビアであるべきです!

コストばかり気にしても良くないですが、余計なコストをかける意味はありません

せっかく増えた資産からムダに多く抜かれるなんてバカバカしいと思います。

実際、お金持ちは手数料を決して甘く見ません。

あわせて読みたい

本当に効率的なのか

仕事が忙しいから、これから勉強してとかは大変、考えるのが面倒、などなどの理由をつけて、

「手間を省くために多少コストがかかるのは仕方ない」と考えることについてです。

結論から言えば、「搾取してね」と言ってるようなもんです!

身とお金を守るために知識は持っておくべきです。

せっかく利益が出てもスルスルと抜かれていくなんて許せますか?

内容も何も全部わかってて、それでも「自分ではやる時間がないから致し方ない」としているなら話は別です。

理由をつけてロクに知ろうとせず分からないものを人任せにしてる人が危険ということです。

カモにされますし、情弱の特徴にピタリと当てはまると言わざるを得ません。

関連記事

担当や窓口で勧められるままに投資して大損して「騙された」とか言ってしまう人が一定数います。

そもそも投資は自己責任だし自己判断で、人の意見やアドバイスはあくまでも参考という大前提すらわかってないからです。

いい大人が人の意見を鵜呑みにして、損したら文句を言うなんて恥じるべきことです。

「自分のことも自分で考えられない絶好のカモです」と言ってるようなもので、搾取されるのは当たり前です。

投資に限ったことではなく、生活のあらゆる場面で搾取対象になるということなので警告をしてます。

大事なのは知識と情報力です。

自分で考えることをしないのは、ビジネスで大事な契約書を読むのがめんどくさいと言って読まずにサインするようなものです。

それで不利益を被って文句を言うのは愚かだと思いますよね?

「ちゃんと読まないのが悪い」

と一蹴されて終わりです。

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3.紐づけるメリット

金融サービスに限らず普段使ってるものを紐づけることで様々なメリットや優遇があるということについてです。

“経済圏” という言葉で呼ばれますがこれは各企業が提供するサービスを連携させるシステムです。

サービス(金融、エンタメ、EC、、通信キャリア等)も多岐にわたり、複数を利用することで、条件に応じてポイントを多く得られます

楽天、LINE、PayPay、auなどが主な経済圏を展開してます。

楽天経済圏

僕が利用してる楽天を例にします。

2021年になってポイント付与の改悪続きと言われてますが、各サービスの連携の強さポイントの使い道の多さは他を圧倒してると思います。

楽天市場:言わずと知れた日本のECモール最大手です。ほとんどの人が利用してるのではないでしょうか。

楽天証券
商品数の多さ、手数料の安さに加え、取引ソフトも使えます。ネット証券では必ずトップ3に入り、積立設定によりポイント優遇があったりもします。

楽天銀行
回数は決まってるがATM手数料(コンビニATMも)や振込手数料の優遇がある。

証券と連動で預金金利アップもあります。

他にもモバイルやスマホ決済、エネルギー、保険などなど生活のほとんどを網羅してます。

ふるさと納税でポイント付与+ポイントアップ対象になるというのもあり、節税とポイントの合わせ技も!

さまざまなサービスがあるので1つにすると共通でポイントがついたり、預金金利が上がったりといったわかりやすいメリットの他、使えるお店が街中に多いのも良い点です。

あなたの近所でも、使える貯められるお店があると思いますので楽天外での買い物にもポイントが活用できます。

※100円の買い物で1ポイント=1円として利用可

楽天ポイントが使えるお店

同じことをネットでやる方が得

自分が口座を持ってる銀行で投資をすれば資金移動や管理の効率面がラクで良いという考えは同意します。

銀行もアプリを出してネットバンキングを整備してるのでわざわざ店舗に行く必要性も減りました。

ただし、今は同じことをネットでできますしポイントや預金金利、などなどで優遇されることを考えればネットの方がかなり得です。

まとめると、

・店舗窓口はデメリットだらけ。投資も保険もネットでコストカットが大事。

・銀行は預金・ローン・引き落としだけで使う。投資はネット証券、SBIか楽天。

・自分で考えず、知識を得ようとしないで人の意見に流されると搾取されて損し続けるだけ(投資に限らずあらゆる場面で)。

・ポイント他のメリットを得られるネット経済圏を積極的に利用して得をしよう。

ということです。

ネット証券が良いのはもちろんのこと、ネット経済圏を検討して固定費見直し+ポイ活してみてはいかがでしょうか?という話でした。

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