資産運用と資産形成の違いは?「2つの資産」を「3つの力」で大きくする

お金の知識

1.資産運用?資産形成?

そもそも資産って何を指すの?

資産は現金や貯金、株式、不動産などの金銭的に価値のあるものの総称です。

財産という言葉がありますが、こちらは社会的に価値あるものの総称と捉えておけば良いでしょう。

知識や経験、家族、友人などもそうですし、もちろん資産も含まれます。

財産の中で金銭に替えられるものが資産ですね!

資産運用を一言でお伝えすると

自分が持っている資産を育てることです。

資産形成という言葉と似てて混同しがちですが、資産形成は主に初期段階を指し、

資産をイチから作り始めることです。

資産形成

種をまいて、芽が出て、木が少しずつ育っていくイメージです。

初めはまだまだ細く、カンタンにへし折られてしまいます。

手をかけて大事に育てなくてはなりません。

一般的には1000万くらいまでを資産形成ということが多いです!

資産運用

小さかった木も何年も経って大きくなると、太くたくましい木になります。

そうなればあまり手をかけずとも大きく育っていく、時には実をつけて恵みを与えてくれる。

資産運用とはこのような段階です。

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2. “資産” は2種類ある

あなたは資産というと、株や不動産などをイメージするかと思います。

これらは金融資産といいます。

投資を始める、自宅を購入する、などによって保有するものですね。

銀行預金なども金融資産に含まれますが、ここではすぐに現金化しにくい固定資産をメインの金融資産として話を進めます。

金融資産は次の2つに分けられます。

流動資産→預金などのように早くお金に換えられる資産

固定資産→不動産など、お金に換えるのに時間がかかる資産

資産にはもうひとつ、人的資産というのがあります。

あなたが自分で働いて稼ぐお金のことで、生涯賃金や副収入の総額です。

あなたが現在まだ金融資産を持ってなくても、働き始めているならば人的資産はすでに形成または運用しているということです。

これから稼ぐであろう額を計算(※あくまでも目安です)

65歳(定年) - 現在の年齢 = 労働期間

就職したときの年収 × 1.5 = 平均年収

労働期間 × 平均年収これから稼ぐであろう額の目安

もちろん昇進や転職、けがや病気など、先の人生に何が起こるかは分かりません。

ざっくりでも把握してライフプランを立てておくといいよ!

人的資産をしっかり育てて余剰金を作り出し、金融資産を形成していくことが未来のお金の不安解消のカギです。

人的資産は自分が資本なので、健康が土台になります。

食事や睡眠、運動不足やストレスには注意しましょう!

自己投資は人的資産への投資ということで立派なローリスク投資になりますが、ただの浪費を自己投資と勘違いしないよう気をつけましょう。

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3.相乗効果と3つの力

資産増加の相乗効果

収入アップしたなら浪費して無くしてしまわずに(少しならいいですが)、未来のためにリターンを得る使い方をしましょう。

正しく自己投資または金融資産を形成していくと後々それ以上のリターンになります。

上図は人的資産と金融資産の相乗効果の例です。

投資は資金が大きいほど効果も大きくなるので、人的資産(収入)の増加分を追加して投資していくと金融資産が育つスピードは段違いになります。

現代に必要な力

現代社会、特に日本では30年近く経済が回復していない状況です。

大企業神話や終身雇用は崩壊し、銀行預金も普通預金利率0.001%、未来の社会保障や年金も不安視される中で自分で未来のための資産を作っておく必要性は年々高まってます。

さらに社会の変化スピードは年々加速していて次々と新しいものが生まれては消えていきます。特に情報は恐ろしいスピードで更新し続けてます。

現代社会を生き抜くためには次の3つの力が必要です。

①情報力:正しい情報を選びだして判断する力

②対応力:社会の変化スピードに合わせて柔軟に対応する力

③即動力:①と②で判断したことをすぐに実行に移す力

一緒に学びを深めて資産を育て、明るい未来を手に入れましょう!

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