支出の見直しについての記事をすでに書きましたが、そこで触れた “変動費の節約” についてもう少し突っこんだ解説をしたいと思います。

読めばあなたもやりくり上手、かも。
1.節約のポイント3点
変動費は食費や日用品、娯楽など、やりくり次第で上下可能な支出です。
優先すべきポイントを3点お伝えすると、
①金額が大きいもの
②効果が持続するもの
③我慢が不要なもの
です。
パッと思いつくのは食費かと思いますが、食事を質素にするとストレスになりやすい上、健康面で影響が出ると逆効果なので勧めません。

バランスを考えて自炊料理をするのが趣味ですが、節約と健康を楽しみながらできて一石三鳥、最高にオススメです!
それと、自己投資につながる費用(本代など)を削るのは本末転倒なので別にしましょう。

積ん読のままはダメですよ!
ざっと例を挙げてみると、
・飲み会の参加回数を一回減らす(気が進まない飲み会の場合)。
・旅行は早めに計画し、早割を使う(交通機関は割引多い)。
・家電などはすぐに新しくなって型落ちするので安くなったものを選ぶ(全ての機能を使うことなんてほぼないから大して変わらない)。
・シャワーヘッドを節水シャワーヘッドに替える(ホームセンターで2千円くらいから)。
・公共料金をクレジットカード払いにしてポイントを得る(普段の買い物もカードやキャッシュレス決済にシフトする)。
・薬をジェネリック医薬品にする(同じ効能なら安価な方)。
・買い物は特売日やカードで割引(例:イオン)の日にしたり、プライベートブランドの商品を選ぶ。
・こだわりがないなら飲み物はマイボトルで持参。昼食はお弁当(同僚と食べるのが楽しみなら外食でもいいが金額の目安は決めておく)。
といった感じです。
節約はダイエットに似てるので、なるべく金額が大きくて長続きしそうなところをムリなく節約するのがコツです!
ただ何となくやっても挫折します。むしろ反動で浪費してしまう危険性すらあります。
2.お得感で損してませんか?
前項で支払いついでにポイントを得る、とお伝えしましたが気をつけて欲しいことがあります。
あくまでも副次的な利益であって、それを目的にすると逆に損することもある
ということです。

何で?ポイントお得じゃない?
ポイントに限らず、送料無料やセールなどの “お得感” を前面に打ち出した商法には節約好きほど損をしてしまう罠があります。
どういうことか見ていきましょう。
お得感の罠
人は同じ金額なら “得する喜び” よりも “損した悔しさ” の方が2倍大きいという心理を持ってます。
お得感を前面にした商法は、「割引やポイント、送料無料で得ですよ~」とうたいながら「今買っておかないと損ですよ~」ということを匂わせます。

期間限定セールとかポイント有効期限てやつだね!
つまり、より多く売るための戦略であるということを忘れないようにしましょう。
お得感戦略の例
セール→〇〇%オフ、半額セール、〇品で〇〇円引き、など。
本当に必要だから、ではなく割引対象にすることが目的になってませんか?
送料無料や駐車場料金無料→〇〇円以上で
無料のためにわざわざ追加で大して欲しくない商品を買ってしまい、高くついた経験はないでしょうか?
特売日
まとめ買いのし過ぎで食べきれずにダメにしてしまった、早く消費するために大量消費してしまった、などは逆効果になります。
しっかり吟味し、保管と消費を考慮しましょう。
ポイント
あくまでも必要なものを買ってついてくるオマケと考えましょう。
ポイントが目的になるとムダ遣いや結果的に割高な買い物をする危険、時間までムダ遣いしてしまう可能性があります。
落ち着いてコスパを考えるクセをつけましょう!
熱くなったら負け
買い物のときに気をつけることは、
見かけの価格に惑わされず、価格に見合う価値があるのかを冷静に考える
ことが大事です。
投資でもギャンブルでも、恋愛でも何でもそうですが、
熱くなった方が負けです。
人の判断は冷静さを欠くと驚くほど短絡的になることはさまざまな実験により実証されてます。

売る側はこれを熟知してるわけです!
脳は素早く判断を下す部分(システム1)と、論理的にじっくり考える部分(システム2)の2つがあります。
基本的にほとんどの場面では素早く判断するものなので、強いイメージや刷り込みに対してはシステム1が反応してすぐに判断を下します。
by「ファスト&スロー」 ダニエル・カーネマン著
つまり、基本的に人は “お得感戦略” にかかりやすいということです。
お得感は冷静に、上手に活用しましょう!
3.意外な出費 “ラテマネー” とは?
ラテマネーとは、毎日何気なく使うちょっとしたお金を比喩した呼び方です。


意外とチリツモ!
要は何に使ったかわからない、いつの間にか無くなってる、使途不明金のことですが注意すべきポイントがあります。
“費用対効果がある” と思える出費は逆に必要経費だと考えましょう。
使途が明瞭なわけですから、自分でそれを分かっているなら問題ありません。
ただし言うまでもなく明確な基準は必要です。
何でも「節約のためにやめましょう」と断じるのではなく、「自分にとってどんなメリットをもたらすか考えてみよう」ということですね。
最初の項で挙げたとおり、やめることで我慢になっては元も子もないということもあります。
カフェラテを例にするなら、毎朝の楽しみで仕事のモチベーションになってるならやめる必要は全くないということです。
仮にコンビニの100円ブラックコーヒーにして値段を下げて節約したけどモチベーションが上がらない、というならそれは我慢なので節約するところではなかったということになります。

仕事への意欲 > 200円節約
なのでラテ必要なんです!
大事なのは、必要ではないのに何気なく使ってるお金を節約するつまり “ただのムダ遣い” を削減することです!
ラテマネー、使途不明金の例としては
などが挙げられます。
これらは家計簿アプリで管理すればすぐに洗い出せますし、月一回でも少し時間を取って振り返りをすることを強くオススメします。
4.いくつか提案です
ここではオマケ的に、実生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?という提案をいくつか。
返礼品で食品や日用品をもらうことで節約に、さらに節税にもなるのでオススメ度がとても高いのがふるさと納税です。
積極的に活用すべきだと思います。
子供服やおもちゃなどはかなり安く手に入ります。
特に小さい子はすくすく成長するので1年で着れなくなる服はがほとんどです。
安く買うに越したことはないですし、大事に着させて小さくなったら今度は売れたらエコですよね。
特に都心部在住で、休みの日にしか車を使わない人にしか当てはまりませんが、
ローンに自動車税、保険に車検、さらにはメンテナンス費用や駐車場代と、なくては生活・仕事が成り立たない人以外はレンタカーやカーシェアリングを検討してみてはどうでしょうか?

都内在住ですが、いつも車置きっぱなしの家ってすごく多いと思います。もったいないなぁ、なんて思って散歩してます。
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そのときは是非iDeCoとNISA口座も開設して投資をスタートしましょう!

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