支出の見直し、というとあなたはどう感じるでしょうか?
きっと「何かめんどくさいな」や「変えたくない」、もしくは「あんまり気にしてない」が多いかと思います。
しかし、せっかく頑張って稼いだお金をムダに多く取られ続けることで
・欲しいものが買えない
・お金が貯まらない
・給料日前にお金の心配をする
・いつの間にか残高がなくなる
などを繰り返すのはストレスだと思うんです。
「それでいい」なら問題ありません。
「何とかしたい」ならちょっと読み進めてみてください。
1.短期・中期・長期に分ける
まずはお金の用途を、
短期:日々~毎月単位の支出
中期:5年以内に使い道が決まってるお金
長期:将来のためのお金
の3つに分けましょう。
これらは別々の口座や金融商品として持っておきます。
時期 | 短期(日々~毎月) | 中期(5年以内) | 長期(将来) |
---|---|---|---|
お金の用途 | 生活費などの変動費 家賃光熱費などの固定費 | 車や住宅、学費など | 老後の生活資金 |
注意点 | すぐに使える状態であること 普通預金口座 | 確実に用意しておくこと 定期預金口座、個人向け国債 | 多少のリスクを取ってもしっかり増やせること 証券口座→投資信託、株式など |
長期の老後資金を貯金だけで、となると住宅や学費もあるので充分貯められない可能性が高まります。

運用して時間を味方につけて増やしましょう!
中期の5年以内に使う予定のお金は目減りするわけにはいかないので元本割れがないように保管します。

毎月貯金していくなら短期とは別の普通口座にしときましょう!
支出の見直しとは短期のお金の使い方のことを指します。
固定費と変動費に分けてそれぞれ考えていきましょう。
2.固定費見直しが効率的
生活するうえで毎月必ずかかる費用を固定費とし、
・住宅ローンまたは家賃
・通信費(スマホ、インターネットなど)
・水道光熱費
・保険料
が主な固定費です。
人によっては
負債の返済(車、カードのローン)や駐車場代、子供の習い事代なんかもそうですね。
定額ならお小遣いも固定費に含めます。
固定費は一回見直せば毎月ずっと節約できることになるので、とても効率的です。
主なもののポイントをお伝えします。
借り換えを検討、ただし以下の3つに当てはまる場合のみ
①残りの返済期間が10年以上
②残高が1000万円以上
③借り換え後の金利 ー 現在の金利 = 0.3%以上
長期スパンで考えて安いところへ引っ越し
または、家賃引き下げ交渉(入居後でも可能です)

家賃は交渉を前提に少し高めに設定してます。「相場より高いので下げてください。下がるなら長く住むし下がらないなら今期で出ます」という感じで言ってみましょう!
そこまで大幅に下がるわけではないとはいえ、年単位ではかなり違ってきます。
格安SIMなら月2000円くらいで利用可
乗り換え違約金は新しいプランなら1000円(旧プランだと9500円かかる場合があるので自身のキャリアのHPなどでよく調べましょう)
電気代の利用状況と料金を明細を見て他と比較
比較サイト:エネチェンジ

ガス、スマホなどとのセット契約で割引やポイント付与があるところもあります。
今現在、ないと困る保険内容を考える
基本的に以下の3つで充分
①火災
②対人・物損
③死亡
貯蓄型やあれこれ特約をつけて複雑にしてくるのは営業の罠なので、ネット保険で極力シンプルな掛捨て型を選ぶ
特に保険は内容をよく把握してないで契約してる場合がとても多いので、罠が多いです。
重複にも気をつけて限りなくシンプルを心がけることです。

医療保険もほとんどは社会保障制度でカバーできるのでわざわざ民間保険で手厚くする必要はありません!
3.節約の前にまず”把握”
次に変動費です。
よく「節約はダイエットと似ていて頑張り過ぎると長続きしない」なんて言います。

リバウンドで散財なんてことも!
ありがちな失敗例では日々の細かい節約にはこだわるのに、旅行や外食で「せめて」「たまには」「ごほうび」などと言って日々の節約を吹っ飛ばすパターンです。
解決策として、優先順位をつけてみるのはどうでしょうか?
節約の優先順位
例えば前項の固定費をまず最初に見直したら、次はムダ遣いを対策します。

基本は「見ない」「聞かない」ようにすることです!
知らなければ「欲しい」とも思いません。
我慢には限界があり、ストレスになるのでその前段階でシャットアウトするというアイデアです。
・ショッピング系のアプリ通知をオフにして、パッと目に入らないところに移すか消す。
・テレビ、ネットの広告を意図的に見ない。ショッピングサイトの関連やおすすめも見ない。
・もし見聞きして気になってしまったら深呼吸して、 “欲しい” のか、 “必要” なのかを考える。
変動費、何にどのくらいか把握
固定費見直しをして、ムダ遣いを対策したら次に変動費と向き合います。
ここでよし節約!と意気込んでも続かないことがほとんどです。
まずは落ち着いて、月々何にどのくらい使ってるかを把握してみることです。

家計簿をつけるってこと?
今は便利にアプリで一括管理できます。
レシートは必ずもらうようにして、一か所に保管しとけば撮影だけで記録可能です。
さらに銀行やクレジットカードなどと連携できるのでまるっと管理できてオススメです。
まずは何も気にせず1ヵ月生活してみて、家計簿アプリで見てみましょう。

「コレにこんなに?」と現実を見た方が、その後気をつけると思いますので!
その中で金額が大きいものを優先し、無理のない範囲で節約をしていくと良いでしょう。
ピタリとやめるのは難しいので少しづつ減らしていくイメージでいきましょう!
支出の見直しステップ
お金の用途を、短期・中期・長期に分ける
↓
短期を固定費と変動費に分ける
↓
優先順位に沿って対応する
①固定費を見直す
②ムダ遣い対策「見ない」「聞かない」
③変動費を家計簿アプリで把握し、金額が大きいもの優先で少しづつ節約
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